熊本地震 水道の復旧工事
- 2016年05月17日
- BLOG
この度、平成28年熊本地震によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
《熊本地震 ライフライン復旧》
4月14日に最大震度7を観測する大地震が発生!!
ライフラインの被害も甚大であり、15日は通常業務をスットプし、全社員、水道の復旧工事に出動……一両日中の断水復旧に向けて、徹夜で熊本市沼山津の送水管の漏水修理を行うことに。
断続的に余震が発生し、恐怖と隣り合わせでの作業が続く中……まさかの
本震!!!!!
現場は震度6強!!!深さ5mの穴の中には、数名の社員。重機やトラックは、上下に弾み、穴の中に落ちていれば大惨事になっていた。
恐怖のあまり、現場作業員からは、「怖い、もう無理」との声も聞かれた。
しかし、本震でライフラインは完全にマヒし、弊社も1日も休みなく、時には夜通しでの水道復旧工事が始まった。
事務の私たちはというと…
とにかく社員に栄養を!食事を準備しなくてはということで、お弁当の手配。しかし、とにかく開いている店が無い!!開いていても注文数が多く対応不可!!
そんな中、「断水復旧工事の作業員分です。ど〜にかなりませんか?」という急なお願いに対応して頂けるお店がありました。
西区河内町の「寿しきよ」様
西区城山の「はなまる弁当」様
中央区八王寺町の「ほっともっと浜線八王寺店」様
本当にありがとうございました。
弊社は緊急工事店の中でも本管工事を優先しなくてはなりませんでした。その為、一般のご家庭の漏水修理を希望された方には大変お待ちいただく事になりました。
弊社の状況をご理解いただき、現場作業員に対して労いのお言葉を頂いたり、断水が解除になった時などには、感謝のお言葉を頂いたりと嬉しい事も沢山ありました。
そんな中、少し悲しい出来事が……
「お宅はお役所の仕事が優先なのね」
「大きい仕事しかしないのね」など……ほんの一部の方ですが!
とにかく大口径管の漏水を止めなければ断水を解除することが出来ない。市民の皆様に水を届ける事だけを目標に、不眠不休で作業をしているのに…なんで…少し残念な気持ちになりました。
今回の震災でライフラインが機能しなくなり、水道・ガス・電気の復旧に沢山の人が奮闘しました。(現在も奮闘中ですが…)
実は、この沢山の人のほとんどは、熊本県民で被災者です。
弊社にも、避難所や車の中で寝泊りしながら復旧活動を行う社員がいました。
家には赤札を貼られ、住まいから探さなくてはならない社員もいました。家の塀が隣の家の敷地に倒れ一刻も早く片付けたい社員もいました。
弊社だけでなく、ライフラインの仕事に関わる方の多くは、家や家族、全てを後回しにして復旧作業を行ったと思います。
そのような状況下であらゆる復旧作業が行われていることを少しでもご理解いただけたら嬉しいなと思います。
水が出なくても、電気が付かなくても、ガスが使えなくても、少々食べる事に困っても、
・家があるだけで良かった。
・命があるだけで良かった。
「私より大変な人はもっといるから」
そう思える人って、批判よりも先に「感謝の言葉」が自然と出てくるんだなと実感しました。…私もそうありたいなと思う毎日でした。